今回は、『見せる筋肉』と『使う・使える筋肉』の違い【結論:ありません】というテーマについてお話していきます。 ※記事更新:2021/12/11
こういった疑問についてお答えしていきます。
✅本記事の内容
・『見せる筋肉』と『使える筋肉』なんて定義はない
・筋肉をつければスポーツにおいて怪我をしにくくなる
・筋トレで筋肉をつけるデメリット
・ボディビルも1種のスポーツ
この記事を書いている僕は、神奈川県内のトレーニングクラブでトレーナーとして働いており、お客さんの体型の要望に応えるべく運動や食事指導を行っています。
友達との会話などで「ジムで筋トレしてるんだよね〜」と話すと、「筋トレでつけた筋肉は使えない筋肉」などと言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。
筋トレ自体をバカにされたり努力を軽視したような発言に不快感を覚えることもありますが、筋肉において科学的な差はないので論破していきましょう。
1.『見せる筋肉』と『使う・使える筋肉』の違い【結論:ありません】
『見せる筋肉』と『使う・使える筋肉』というような筋肉の違いは科学的にありません。
・スポーツをやっててついた筋肉は使える筋肉
こんな感じで筋トレが揶揄されることがありますが、発言者は筋トレ(筋肥大)をしたことがない場合が大半で身体の仕組み等をほとんど知らずに言っています。
確かに、筋トレによる筋肥大によって筋肉が大きくなったからといって、野球でホームランを量産できるようになったり、サッカーのフリーキック精度が飛躍するわけではありません。
とはいえ、最低限の筋肉はないといかなる場面でも十分なパフォーマンスを発揮することができません。
・筋肉をつければスポーツにおいて怪我をしにくくなる
筋トレによる筋肥大の方法は、使用重量を上げつつ、トレーニング頻度を上げるものです。
これをすることで、筋肉が強く・太いものに成長してスポーツで怪我をしない身体作りが可能になります。
✅筋肥大によるデメリット
筋トレで筋肥大することによるデメリットもあります。
そのため、動作の『質』の向上も重要になってきます。
例えば、野球のピッチャーで球速を上げたいなら、そのための適切な筋トレをすれば可能です。
・ボディビルも1種のスポーツ
見せる筋肉と使える筋肉が違うという価値観のある日本ではあまり知られていませんが、ボディビルも1種のスポーツです。
ボディビルはちょっとやそっとの筋肉量では大会によっては出場することすらできません。
ボディビルで勝つためにはかなりの筋肉量をつけるしかないので、ハードな筋トレは必須。
要は、目的にあったトレーニング量をこなせば良いということ。
ボディビルで優勝を目指すためのトレーニング量と、フリーキックの精度を上げるためのトレーニング量で取り組めばOK。
✅ボディビルは全スポーツの基礎
ここまでの話に加えてさらに言うと、世界中のアスリートがパフォーマンスを高めるために、ボディビルダーのトレーニングを参考にして身体を作っている現実があります。
ラグビーだけをしていれば・格闘技だけをしていれば筋肉がつくなんてことはありません。
トレーニングが海外のように一般的に浸透していない、日本人的な遅れた考えということに気づくべきですね。
✅補足の参考記事を紹介
女性タレントの小島瑠璃子さんが、筋トレをしている男性を、インスタライブ内で馬鹿にする発言をしてかなり炎上しました。
とはいえ、小島さんの意見は今の日本での現実的なイメージなのかなとも思います。
ネットでの声と僕の自論を交えて記事を書いたので、セットで読んでいただけると嬉しいです。
▶️小島瑠璃子『筋トレしてる男性が無理』発言について思うこと
以上で記事を終えたいと思います。
当サイトでは女性向けのダイエット記事や、男性向けの筋トレ記事も多く発信しています!Twitterでも発信しているのでフォロー頂けたら嬉しいです。