「筋トレを始めたいけれど、いきなりジムに行くのは緊張する…」「まずは家で、何かできることから始めたい!」と思うことってありますよね。
ただ、自宅でやってみようとしても、
- 初心者は、どの種目から始めればいいの?
- 腕立て伏せができなくても大丈夫?
- 毎日やるべき?1回何分くらい必要なの?
こんな疑問が浮かんで、動画を探すだけで終わってしまうのではないでしょうか。
本日は、都内外資系企業に勤務しながら、ボディメイクのプロとしても活動している私が、器具なしでも始めやすい4種目と、週2回の1週間プランを解説していきます!
この記事を書いた人
田中圭介
NSCA-CPT(米国発のNSCA認定パーソナルトレーナー資格)保有 / スポーツクラブで約4年間トレーナーとして活動 / パーソナルトレーナーとしても活動 / SNS『Lemon8』フィットネス部門・厳選クリエイター選出
学生時代に神奈川県内の大手スポーツクラブで約4年間、ジムトレーナー / パーソナルトレーナーとして活動。
現在は、筋トレ初心者・ジム初心者向けに、無理なく続けられる体づくりを発信しています。
自宅の筋トレでも体は変わる?

自分の体重を使う運動でも、筋力トレーニングになります。自宅なら移動時間がかからず、空いた時間に取り組めるのが良いところですね。
最初からダンベルを買いそろえるより、まずは体を支えてゆっくり動かす感覚を覚えていきましょう。
たとえば「月曜と木曜、帰宅して着替えたら始める」と決めておくと、毎回やるかどうか迷う時間を減らせます。
最初に目指したいのは、続けられる曜日と、自分に合う難しさを見つけることです。
健康づくりの筋トレは、週2〜3日が目安です。ここでは、間に休みを入れた週2日から、家で動く習慣を作っていきましょう。
まずは準備と休憩を含めて10〜20分ほど確保してみてください。急いで全部を終わらせるより、一つずつ丁寧に動くことを優先します。
初心者が自宅筋トレで最初に鍛えるべき部位
腹筋や腕立てだけでなく、脚・お尻・胸や腕・体幹も動かしてみましょう。この記事では、次の4種目から始めます。
| 部位 | このページで選ぶ開始動作 | 今回の目的 |
|---|---|---|
| 脚 | 椅子からの立ち座り | 自分の体重を支え、立つ・座る動きを確かめる |
| お尻 | ヒップリフト | お尻を上げ下げする動作を確かめる |
| 押す動き | 壁腕立て | 胸・腕を使い、体を支えて押す動作を確かめる |
| 体幹 | 膝つきプランク | 呼吸を続けながら胴体を保つ練習をする |
背中を引く動きなども加えたくなったら、ダンベルやジムのマシンを使う方法もあります。まずは家で取り組みやすい動きを覚え、慣れてから種目を広げていきましょう。
初心者向けの自宅筋トレ4種目
最初はそれぞれ1セット。立ち座り・ヒップリフト・壁腕立ては5回程度、膝つきプランクは5〜10秒から試します。4種目が多ければ、できそうな1〜2種目を選んでみてください。
始める前に、床が滑らないか、周りにぶつかる物がないかを確認します。室内をゆっくり歩くなど、軽い動きで体を慣らしてから始めましょう。
| 部位 | 選択する動作 | 初回の例 | 途中で保てない場合 |
|---|---|---|---|
| 脚 | 安定した椅子からの立ち座り。既に動作が分かる人は自重スクワットへ置換 | 5〜10回×1セット | 反動で立ち上がろうとせず終了 |
| お尻 | ヒップリフト | 5〜10回×1セット | 腰を反って高く上げず終了 |
| 押す動き | まず壁腕立て。既にできる人だけ台・膝つきのどちらかへ置換 | 5〜10回×1セット | 顔だけ前に出る・腰が落ちる前に終了 |
| 体幹 | 膝つきプランク | 5〜10秒を目安に1セット | 息を止める・腰が落ちる前に終了 |
種目の間は1分ほどを目安に休み、呼吸が整ってから次へ進みます。息が上がっている場合は、もう少し長く休んでください。
椅子からの立ち座り:椅子と足場を先に確かめる
キャスターのない丈夫な椅子を、滑らない床に置きます。座ったときに足裏が床につき、膝がほぼ直角になる高さが目安です。椅子が動かないよう、壁につけておくと取り組みやすくなります。
- 椅子の前寄りに座り、足を腰幅ほどに開いて足裏を床につけます。
- 少し前へ体を傾け、足裏で床を押してゆっくり立ちます。立つときは息を吐き、膝が内側へ大きく崩れないようにします。
- 椅子の位置を保ったまま、勢いよく落ちずにゆっくり座ります。立つ・座るで1回です。
勢いをつけないと立てない場合は、椅子の高さや足の位置を見直しましょう。スクワットに慣れている方は、椅子の立ち座りをスクワットに替えてもOKです。足を腰幅〜肩幅に開き、かかとを床につけたまま、股関節と膝を曲げてゆっくり下がります。
ヒップリフト:腰を反らず、お尻を上げ下げする
- 滑らない床にあお向けになり、膝を曲げて足裏をつけます。腰を大きく反らせたり、強く床へ押しつけたりしない姿勢から始めます。
- お腹を軽く締め、お尻をゆっくり上げます。肩から膝が並ぶあたりを目安にし、高さを稼ぐため腰を反らさないでください。
- 呼吸を止めずに姿勢を確認し、お尻をゆっくり床へ戻します。上げ下げで1回です。
腰を強く反らして高く上げるより、お尻を使って持ち上げる感覚を大切にしましょう。腰が痛む、脚がつる場合は中止してください。
壁腕立て:台や膝つきが難しくても、壁から選ぶ
- 動かない壁に向かって立ち、胸の高さ・肩幅ほどで手のひらをつけます。腕1本分ほどの距離を目安に、足が滑らず姿勢を保てる位置を選びます。
- 頭からかかとまでをおおむね一直線に保ち、肘を体の横へ向けてゆっくり曲げ、体全体を壁へ近づけます。顔だけ突き出さないようにします。
- 壁を押して元の位置へ戻ります。近づく・戻るで1回です。呼吸を止めないでください。
椅子と壁の動きはNHSの自宅筋力運動、スクワットはACEの自重スクワット解説の写真も参考になります。
膝つきプランク:秒数より呼吸と姿勢を優先する
- 床に前腕と膝をつけ、肘の上に肩を置きます。首を反らさず、頭・背中・骨盤をそろえます。
- お腹を軽く締め、腰を落としたりお尻を高く突き上げたりせず保ちます。自然に呼吸を続け、初回は5〜10秒を目安にします。
- 姿勢や呼吸を保てなくなる前に、ゆっくり体を床へ下ろして終了します。
短い時間でも、呼吸と姿勢を保てることを優先しましょう。ヒップリフトや膝をつく体幹運動は、Mayo Clinicの体幹運動解説でも姿勢を確認できます。
フォームが崩れたら、量と難しさを調整しよう
予定の回数より前に姿勢が崩れたら、そのセットはそこで終えます。たとえば壁腕立てを3回で終えたら「3回」と記録し、次回は足を壁へ少し近づけて試してみましょう。
動きが分からない場合は、無理に回数を重ねるより、スタッフやトレーナーに一度フォームを見てもらうとつかみやすいです。
痛み・しびれ・めまいなどの不調が出たら中止してください。治療中やけがからの復帰、妊娠中・産後などは、始める前に適否を確認しましょう。体調確認には厚生労働省の運動時の安全確認も参照できます。
腕立て伏せが難しいときの代替メニュー
壁腕立てに慣れたら、台や膝つきの形も候補になります。姿勢を保てる難しさを選びましょう。
| 今できること | 次回の選び方 | 進めない条件 |
|---|---|---|
| 壁で5〜10回を余裕を残して行える | 同じ壁との距離で再現できるか確認 | 痛み、呼吸が止まる、身体が折れる |
| 壁では楽で、動かない台と滑らない床を確保できる | 台に手を置く姿勢を少ない回数から確認 | 台の固定・耐荷重が分からない場合は壁を継続 |
| 膝つきで身体を保てる | 膝つきを継続。通常動作の姿勢を学んでから、別の日に少量確認 | 回数を埋めるため腰が落ちる場合は進級しない |
壁で楽にできるようになったら、高い位置に手をつく形も選択肢です。Mayo Clinicの階段を使った腕立ての解説のように、体を支えられる場所を使います。台を使う場合は、固定・耐荷重・床での安定を確認し、ガラス天板や折り畳み式など不安定な家具は避けてください。
膝つき腕立て:頭から膝までをそろえる
膝つき腕立ては、滑らない床に膝をつき、手を肩幅ほどに置いて構えます。頭から膝までをそろえ、肘を曲げて体を下ろし、床を押して戻しましょう。ACEの膝つき腕立ての解説で写真付きの手順も確認できます。
壁・台・膝つきの中から、呼吸と姿勢を保てる形を一つ選びます。難しい形に変える日は、回数まで一緒に増やさず、少ない回数で動きを確認しましょう。
腰が落ちたり、首だけを前へ出したりしてしまうなら、前の取り組みやすい形へ戻します。
筋トレは、続けながら負荷を調整していくことが大切です。ACSMの2026年指針でも、自重や自宅での運動を含め、取り組みやすい方法で継続することが重視されています。
週2回の自宅筋トレ1週間プラン

最初の1週間は、月曜と木曜など、間に休みを置いた週2回から始めてみましょう。翌日までの疲れも見ながら、次のように予定を組みます。
| 曜日 | 予定 | 取り組むこと |
|---|---|---|
| 月 | 自宅筋トレ | 4種目からできるものを選び各1セット。回数と疲れを記録 |
| 火・水 | 筋トレは休み | 普段の生活や散歩で体を動かす |
| 木 | 自宅筋トレ | 月曜と同じ動きを、同じくらいの量で確認 |
| 金〜日 | 筋トレは休み | 疲れを見ながら普段どおり過ごし、次週の2日を決める |
忙しい週は曜日をずらしてもOKです。連日まとめて行うより、間に休みを入れて続けられる日を選びましょう。
増やす・減らす・そのままにする条件
同じフォームで余裕を持ってできるようになったら、次回は回数を1〜2回増やすなど、小さく調整します。プランクなら数秒だけ延ばし、呼吸を保てるか確認してみてください。
回数を増やしても楽にできるようなら、1セットから2セットへ増やす方法もあります。回数・セット数・動きの難しさは、一度に全部変えず、一つずつ試していきましょう。
強い疲労が次回まで残る場合は増やさず、回数やセット数を戻して調整します。痛みや体調不良があるときは、負荷を下げて続けるより休息を優先してください。
できる日から、普段のペースへ戻していきましょう。
自宅筋トレに使うグッズの選び方

自宅筋トレは、壁や椅子を使って始められます。慣れてきたら、運動する場所や使いたい負荷に合わせてグッズを選ぶと便利です。
床で膝や肘をつくならマット、腕立てに慣れて握る形を変えたいならプッシュアップバー、少し重さを加えたいならダンベルが候補になります。
| グッズ | 向いている人 | 選ぶポイント |
|---|---|---|
| トレーニングマット | 床で膝や肘をつく種目を行う人 | 厚み、滑りにくさ、収納性 |
| プッシュアップバー | 腕立て伏せに慣れてきた人 | メーカーの使用条件・耐荷重、握りやすさ、床での安定性 |
| 軽量ダンベル | 自重だけでは物足りなくなってきた人 | 習った動作で扱える最小重量・刻み、持ちやすさ、収納性 |
置く場所と、どの種目に使うかを決めておくと選びやすいですよ。
ダンベルは最大重量だけでなく、軽い重さから選べるかも確認しましょう。バーは滑らず安定して置けることが大切です。関節に痛みがある場合は、道具で我慢して続けず、いったん中止してください。
家で動きやすい環境を整えたい方へ
床で使うマットや、慣れてきてから加える器具を比較してみてください。サイズ・重さ・収納しやすさまで見ると、家で使うイメージが持ちやすくなります。
気になるグッズは、置き場所に合うサイズと使い方をチェックしてみましょう。
筋トレを支える食事・プロテイン・睡眠

運動を続けるなら、食事と睡眠も合わせて整えていきましょう。
まずは毎食、主食だけで済ませず、魚・肉・卵・豆腐などのおかずを組み合わせるところからです。
忙しい朝なら「パン+卵+果物」、コンビニの昼食なら「おにぎり+鶏肉や豆腐のおかず+野菜の惣菜」といった組み合わせが使えます。
毎食タンパク質を入れる
食事で足りないたんぱく質があれば補い方を考える
睡眠不足の日は無理に追い込まない
本格的に筋肉づくりへ取り組む健康な運動実施者には、たんぱく質1.4〜2.0g/kg/日が一つの目安になります。食事と補助食品を合わせた一日量として考えましょう。
International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise
体重60kgなら84〜120g/日という計算です。まずは普段の食事でどのくらいとれているか確認し、補いにくい部分に食品やプロテインを使ってみてください。商品の粉末量とたんぱく質量は違うので、栄養表示も見ておきたいですね。食事制限の指示やアレルギーがある方は、それに合う食品を選びましょう。
食事で補いにくいときに使うプロテインを探すなら
味や溶けやすさ、1回分のたんぱく質量と費用を比べてみてください。朝食の準備や外出時など、どの場面で使うかを決めると選びやすくなります。
飲みやすいものを見つけて、普段の食事と組み合わせていきましょう。
夜に行う場合も、寝る時間を削ってセットを増やさないようにしましょう。強い眠気や疲れがある日は休み、次に取り組める日へ予定を移します。
プロテインに不安がある人は、プロテインの危険性と安全な飲み方を解説した記事も参考にしてください。
自宅からジムへ移るタイミング

自宅で運動する習慣ができたら、次は目的に合わせて環境を見直してみましょう。
もっと重さを細かく変えたい、背中を引く種目も増やしたい、フォームを直接見てもらいたい。そんなときはジムも使いやすい選択肢です。
次のような希望が出てきたら、見学や体験で設備とサポートを確認してみてください。
- 手元の環境では希望する負荷・種目を用意しにくい
- スクワットや膝つきプッシュアップが楽にできる
- もっと筋肉をつけたい
- フォームが合っているか不安
- 自宅だと集中できない
マシンやダンベルの種類だけでなく、通う時間帯にスタッフへ質問できるかも確認すると安心です。
ジム選びで迷っている人は、初心者が失敗しないジムの選び方を解説した記事も参考にしてください。
自宅トレから次のステップへ進みたい方へ
運動の内容や通い方を相談したい方は、初心者サポートのあるジムも比較してみましょう。通える曜日、料金、フォーム指導の内容を確認すると、自分に合う環境を選びやすくなります。
体験では、家で行っている種目と、これからできるようになりたいことを伝えてみてください。
自宅筋トレで気をつけたいNG行動
自宅では、気になる動画を次々に追加して、思っていた以上に量が増えることがあります。始める前に「今日はこの2種目」と決めておくと、続けやすい量をつかみやすいですよ。
記録は「壁腕立て・1セット・7回」のように簡単でOKです。次回も同じ手の位置や壁との距離で行うと、前より楽になったかを比べられます。
回数をこなすために反動を使うより、少ない回数でも丁寧に動くことを大切にしましょう。
自宅筋トレ初心者によくある質問

筋トレ初心者は自宅でも効果がありますか?
自分の体重を使った運動でも筋力を鍛えられます。まずは続けやすい種目で、動きや回数の変化を見ていきましょう。
自宅筋トレは週何回やればいいですか?
最初は月曜・木曜など、休みを挟んだ週2回がおすすめです。慣れてから、生活の予定と回復に合わせて調整していきましょう。
器具なしでも筋トレできますか?
椅子・壁・床を使って始められます。床で膝や肘をつく運動には、滑りにくいマットがあると場所を整えやすくなります。
腕立て伏せができない場合はどうすればいいですか?
壁に手をつく腕立てから試してみましょう。難しければ足を壁へ近づけ、体の傾きを小さくします。痛みがあるときは中止してください。
腹筋ローラーは初心者にも必要ですか?
最初から用意する必要はありません。まずは膝つきプランクなどで、呼吸を続けながら姿勢を保つ感覚を覚えていきましょう。
自宅筋トレからジムに行くタイミングはいつですか?
期間よりも、使いたい器具や受けたい指導があるかで考えましょう。背中の種目を増やしたい、重さを調整したい、フォームを見てもらいたいときが検討するタイミングです。
まとめ|自宅で週2回から始めよう
筋トレ初心者は、家でできる動きからでも始められます。まずは週2回、椅子の立ち座り・ヒップリフト・壁腕立て・膝つきプランクから取り組みやすいものを選びましょう。
最初は少ない回数でフォームを覚え、できた回数と次回までの疲れを記録します。
大切なのは、一日で追い込むことより、次も取り組める量と予定を作ることです。
まずは今週、家で動く日を2日決めてみてください。壁腕立てを数回試すところから、始めていきましょう!
