「Tシャツを着たときに、胸や肩がもう少ししっかりして見えたらいいな」「お腹は引き締めたいけれど、細くなるだけでは物足りない」。そんな体を目指して、ジムで細マッチョになりたいと思っている方も多いのではないでしょうか。
ただ、ジムに入るとマシンがたくさんあって、何から始めればよいか迷いますよね。食事も、まず増やすのか、減らすのかで悩むと思います。
本日は、都内外資系企業に勤務しながら、ボディメイクのプロとしても活動している私が、初めてのジムで取り組む筋トレメニューと、体型に合わせた食事、続けるペースを解説していきます!
この記事を書いた人
田中圭介
NSCA-CPT(米国発のNSCA認定パーソナルトレーナー資格)保有 / スポーツクラブで約4年間トレーナーとして活動 / パーソナルトレーナーとしても活動 / SNS『Lemon8』フィットネス部門・厳選クリエイター選出
学生時代に神奈川県内の大手スポーツクラブで約4年間、ジムトレーナー / パーソナルトレーナーとして活動。
現在は、筋トレ初心者・ジム初心者向けに、無理なく続けられる体づくりを発信しています。
細マッチョへの近道は、今の体型で変わる

細マッチョには、「体脂肪率が何%なら合格」という一つの決まりはありません。私なら、体重だけでなく、服を着たときのシルエットと、胸・背中・脚に筋肉を付けたいかを見て、始め方を決めます。
- 体が細く、厚みを出したい:食事を減らすより、食べる量を確保しながら筋トレを始めます。
- お腹周りが気になる:筋トレを続けつつ、食べ過ぎや飲み物・間食から調整します。
- 体重は大きく変えず、見た目を整えたい:まず普段の食事を土台にして、筋トレを習慣にします。
家庭用体脂肪計の数字は測る条件でも変わります。毎日の上下を追いかけるより、同じ時間帯・条件で測った体重やウエスト、服のゆとりを何週間か見てみましょう。BMIだけでも、脂肪と筋肉の量は区別できません。BMIと体脂肪率の説明も参考にしてみてください。
ジム初日はマシンの設定を覚えよう

初日は、座席と重さの設定を覚えることから始めましょう。動きやすい服、室内シューズ、水分、タオルを用意して、スタッフに「筋トレが初めてなので、マシンの座席と重さの合わせ方を教えてください」と伝えてみてください。
- その日の体調を確認する:発熱や強いだるさがある日は無理をせず、持病・けが・運動上の制限がある場合は、医師や施設スタッフに相談して進めます。
- 軽く体を動かす:歩行などで体を温めたら、使うマシンで軽い重さの練習をします。
- 座席・パッド・重さを合わせる:調整方法は機種によって違うので、分からない部分はスタッフと確認します。
- 設定をメモする:マシン名、座席番号、重さ、できた回数を書いておくと、次回の準備が楽になります。
痛みや気分の悪さなど、いつもと違う症状が出たら運動を止めてスタッフに伝えてください。
細マッチョを目指す初心者向けメニュー5種目

最初は、全身を一通り動かせるマシンから始めると取り組みやすいです。ここでは、脚→胸→背中→脚の裏→お腹の順に回る例を紹介します。混んでいるときは空いている台を先に使っても構いません。
まずは各種目8〜12回を1セット。動きを覚えて余裕が出てきたら2セットに増やしてみましょう。セットの間は1〜2分を目安に休み、息が整わなければもう少し長く休んでください。数字をこなすことより、最後まで同じフォームで動かせる重さを選ぶことが大事です。
1.レッグプレス:脚で押す動きを覚える
- 準備:背中とお尻をシートに付け、足裏全体を台に乗せます。脚を曲げたときに腰が浮かない位置へ座席を合わせましょう。
- 押す:足裏で台を押し、膝を足先と同じ方向へ動かします。膝を勢いよく伸ばし切らず、ゆっくり押してください。
- 戻す:背中とお尻が浮かない範囲まで戻します。深く曲げるために腰が丸まるなら、動かす範囲を小さくしてスタッフに確認しましょう。
2.チェストプレス:胸の前から押す
- 準備:ハンドルが胸の高さ付近に来るよう座席を調整します。背中をパッドに付け、足を床に置きましょう。
- 押す:手首を反らし過ぎず、握ったハンドルを前へ押します。肩をすくめず、背中を大きく反らさないようにします。
- 戻す:重さに引っ張られない速さで、痛みのない範囲へ戻します。肩の前が痛むときは止めて、座席や動く範囲を確認してください。
3.ラットプルダウン:背中で引く
- 準備:座って足を床に置き、太もものパッドを体が浮かない位置へ合わせます。バーが届きにくい場合は、無理をせず手伝ってもらいましょう。
- 引く:胸を軽く起こし、肘を下げるイメージでバーを胸の前へ引きます。首の後ろへ引いたり、上体を大きく振ったりしません。
- 戻す:肩が急に引っ張られないよう、ゆっくり腕を伸ばします。最後まで重さをコントロールできる範囲で行いましょう。
4.シーテッドレッグカール:太ももの裏を使う
- 準備:背中をシートに付け、膝の位置をマシンの回転軸に合わせます。足のパッドは足首の少し上、太もものパッドは体が浮かない位置へ調整します。
- 曲げる:お尻を浮かせず、かかとを下へ引くように膝を曲げます。腰を反らして勢いを付けないようにしましょう。
- 戻す:重りを落とさず、ゆっくり膝を戻します。設定が分かりにくい台なので、初回はスタッフと合わせるのがおすすめです。
5.アブドミナルマシン:お腹を丸める
- 準備:シートに座り、機種の説明に合わせてパッドやハンドルを調整します。足を安定させ、軽い重さから始めましょう。
- 動かす:息を吐きながら、お腹を縮めるように体を丸めます。腕だけで強く引かず、首に力を入れ過ぎないようにします。
- 戻す:反動を使わずに戻します。腰や首に痛みを感じたら止めて、座席やフォームを見てもらいましょう。
慣れてきたら、最後の回数までフォームを保てるかを見て、回数や重さを少しずつ増やしてみてください。初日から持ち上げられる最大の重さを試す必要はありません。
肩の丸みを出したい場合は、基本の動きに慣れてからショルダープレスやサイドレイズを教わる方法もあります。最初から種目を増やすより、まずはこの5台を迷わず使えるようにしていきましょう。
筋トレの進め方の参考:ACSMの2026年の案内。
まず2ヶ月、週の予定に筋トレを入れてみよう

「何ヶ月で細マッチョになれるか」は、今の体型や食事、運動経験によって違います。私なら、最初の2ヶ月は見た目の締切にせず、通うペースと基本の動きを身に付ける期間にします。
- 最初の1〜2週:スタッフとマシンの設定を確認し、軽い重さで一通りの動きを覚えます。
- 3〜4週:週2回を目安に、続けやすい曜日を決めます。同じ筋肉の筋トレは連日にならないよう予定を組み、疲労の様子を見てセット数を調整します。
- 5〜8週:前回の記録を見ながら、フォームに余裕があれば回数や重さを少し増やします。ウエストや服のゆとりも、同じ条件で振り返りましょう。
例えば火曜と金曜の仕事帰りに行くなど、生活の中に場所を決めてしまうと続けやすいです。疲れが残っている日は軽くしたり休んだりして、次も通えるペースを探しましょう。
食事は、細い人とお腹を引き締めたい人で変えよう

筋トレを始めたからといって、全員がご飯を減らす必要はありません。まずは主食、肉・魚・卵・大豆製品などのおかず、野菜をそろえ、今の体型に合わせて量を調整します。
体が細く、食べる量が少ない人
朝はコーヒーだけ、昼はおにぎりだけという日が多いなら、まず食事を抜かずに食べることから始めましょう。例えば朝にパンと卵・ヨーグルト、昼におにぎりと魚や鶏肉のおかずを足すと、主食とたんぱく質の両方を用意できます。
一度にたくさん食べるのが苦手なら、食事の間に牛乳やヨーグルト、果物などを取り入れる方法もあります。体重やトレーニング中の元気さを何週間か見て、食べる量を調整してみてください。
お腹周りを引き締めたい人
主食やおかずを一気に減らす前に、甘い飲み物、飲酒、なんとなく食べるお菓子を見直してみましょう。例えば昼はご飯と焼き魚の定食を食べ、食後の甘い飲み物をお茶に変える。こうした調整なら、筋トレをするための食事も残しやすいです。
夕食も、肉や魚などのおかずと野菜をそろえ、ご飯の量を普段の活動に合わせて調整します。空腹が強くて翌日に食べ過ぎるなら、減らし方を戻して考えましょう。
たんぱく質は、食事と補助食品を合わせて考える
健康な運動習慣のある成人では、1日体重1kg当たり1.4〜2.0gが目安の一つです。体重60kgなら84〜120gで、プロテインだけの量ではなく、食事に含まれる分も合わせた量です。
朝・昼・夜にたんぱく質のおかずを入れて、足りない部分を補う形にしましょう。腎臓の病気などで食事に制限がある場合は、この目安を自己判断で使わず、主治医の指示に合わせてください。
たんぱく質量の参考:International Society of Sports Nutrition Position Stand: protein and exercise
プロテインやHMBは、補いたいものから選ぼう

食事と筋トレが土台ですが、忙しくておかずを用意できない日には、補助食品が役立つこともあります。名前で選ぶより、何を補いたいかを分けて考えると選びやすいです。
プロテイン:食事で足りないたんぱく質を補う
プロテインは、たんぱく質を手軽に取るための食品です。例えば朝食が軽い日や、食事だけでは目安に届きにくい日に使えます。1食当たりのたんぱく質量、味、飲みやすさ、続ける費用を比べてみてください。
筋トレ初心者でタンパク質を整えたい人へ
細マッチョを目指すなら、まず食事のたんぱく質量を確認し、食品で補いにくい不足がある場合にプロテインを比較します。味・価格・タンパク質量・レビューを見て、自分が続けやすいものを選びましょう。
EAA:必須アミノ酸を補う選択肢
EAAは、体内で十分に作れない必須アミノ酸をまとめて補うものです。普段の食事やプロテインからも取れるので、たんぱく質の総量を見ながら使い方を考えてみましょう。飲むタイプを選ぶなら、1回分の量・味・価格を比べると続けやすいものを選べます。
HMB:必須ではなく、研究の条件も見て考える
HMBは、アミノ酸のロイシンから体内で作られる成分で、食事のたんぱく質不足を補うプロテインとは役割が違います。運動後の回復などが研究されていますが、参加者の筋トレ経験や運動の強さによって条件が異なり、結果も一貫していません。数ヶ月以上使う価値や安全性についても、専門家の見解は定まっていません。米国NIHのHMB解説も参考にしてください。
細マッチョを目指すために、HMBの購入は必須ではありません。まずは食事・筋トレ・休養を整えましょう。成分の研究結果が、下で紹介する商品そのものの効果を保証するわけでもありません。
補いたいものが決まったら、商品ごとの成分量とレビュー、続ける費用を比べてみてください。
プロテインのレビュー・価格を確認する
EAAサプリのレビュー・価格を確認する
HMBサプリの詳細・価格を確認する
薬を使っている方や治療中の方は、成分が重なるサプリも含め、使う前に医師や薬剤師へ相談してください。プロテインの危険性と安全な飲み方を解説した記事も参考にしてください。
有酸素運動はどれくらい必要?

お腹周りを引き締めたいときも、急に毎日長く走る必要はありません。まずは通勤で少し歩く、階段を使うなど、普段の生活で動く時間を増やしてみましょう。
ジムで有酸素運動を足すなら、筋トレの後や別の日に、会話ができるくらいの歩行や自転車から。疲れが残って次の筋トレを休んでしまうなら、時間や強さを戻して調整してください。
体が細く、食べる量も少ない人は、有酸素運動を増やす前に食事と筋トレのペースを整えることを優先してみてください。
ジムは、通いやすさと質問できる環境で選ぼう

私なら、最初に「仕事帰りや休日に通いやすいか」と「マシンの使い方を聞けるか」を見ます。料金だけで選ぶより、実際に通う時間帯に見学してみると、続けるイメージがつきやすいです。
- 普段の移動ルートから通える距離か。
- 使いたい時間帯にマシンが混み過ぎていないか。
- 座席やフォームを確認できるスタッフがいるか。
- 月会費に加えて必要な費用と、休会・退会の条件が分かるか。
自分に合うメニューや食事の量から相談したいなら、パーソナルトレーニングも候補になります。体験では「細マッチョになりたい」だけでなく、「お腹を引き締めたい」「胸や肩に厚みを出したい」と具体的に伝えてみてください。
見学で確認する項目は、初心者が失敗しないジムの選び方を解説した記事にもまとめています。
自己流でメニューやフォームに迷う人へ
細マッチョを目指すなら、最初にフォーム・食事・メニューの方向性を整えると遠回りしにくくなります。無料カウンセリングでは、料金だけでなく、初心者サポート・食事指導・通いやすさを確認しておきましょう。
細マッチョを目指すときによくある疑問

軽い重さだけで、細マッチョになれる?
軽い重さなら細く、重い重さなら急に太くなる、という分かれ方ではありません。まずは動きを覚えられる重さを選び、慣れてきたらフォームを保てる範囲で回数や重さを増やしていきましょう。
腹筋だけを頑張れば、お腹は引き締まる?
腹筋はお腹の筋肉を鍛える種目ですが、お腹の脂肪だけを狙って落とす方法として考えるのはおすすめしません。全身の筋トレと食事、日常の活動を合わせて進めましょう。
仕事が忙しく、週2回通えない週はどうする?
行ける日に全身を一通り動かし、次の週の予定を立ててみてください。毎週完璧にこなすことより、無理なく戻れるペースを作っていきましょう。
次のジムでは、まずレッグプレスの座席設定を教わるところから始めてみてください。食事も、細い人はおかずを足す、お腹が気になる人は甘い飲み物を見直すなど、今の自分に合う一つを選んでみましょう。
細マッチョを目指す環境を整えたい人へ
食事、サプリ、フォーム、ジム環境のどこでつまずいているかによって、選ぶべき対策は変わります。自分に必要なものから、レビュー・価格・料金を確認してみてください。
価格・在庫・レビュー・料金・キャンペーン内容は変動するため、最新情報はリンク先で確認してください。
動きと成分の参考:ACEのチェストプレス、ラットプルダウン、NASMのレッグプレス、レッグカール、ACEのクランチ、NIH ODSの運動用サプリメント解説。
