「昨日の筋トレでまだ筋肉痛だけど、今日もジムに行った方がいいのかな?」と迷うことってありますよね。
せっかくやる気が出てきたのに、脚が痛くて階段もつらい。逆に、少し張る程度なら動いてもよさそうだし、どこまで休めばいいのか分かりにくいと思います。
- 筋肉痛のときは休むべき? 別の部位なら鍛えてもいい?
- 何日くらいで筋トレに戻ればいい?
- 休んでいる間は、何をするといい?
本日は、都内外資系企業に勤務しながら、ボディメイクのプロとしても活動している私が、筋トレ初心者でも判断しやすいように、痛みがある日のメニュー調整と過ごし方を解説していきます!
ポイントは、予定を無理にこなすより、今どの動きなら普段どおりできるかを見ることです。まずは今日の体の状態から考えてみましょう。
この記事を書いた人
田中圭介
NSCA-CPT(米国発のNSCA認定パーソナルトレーナー資格)保有 / スポーツクラブで約4年間トレーナーとして活動 / パーソナルトレーナーとしても活動 / SNS『Lemon8』フィットネス部門・厳選クリエイター選出
学生時代に神奈川県内の大手スポーツクラブで約4年間、ジムトレーナー / パーソナルトレーナーとして活動。
現在は、筋トレ初心者・ジム初心者向けに、無理なく続けられる体づくりを発信しています。
筋肉痛なら、痛む部位を休ませよう
慣れない運動の翌日などに筋肉痛が出たら、まず痛む部位の高負荷トレーニングを休ませましょう。軽い張りだけで普段どおり動ける日なら、散歩など無理のない活動を選べます。
たとえば脚の痛みで歩き方が変わるなら、スクワットやランニングを予定どおり行うより、脚を休ませる日にする方がよいですね。軽い活動でも痛みが増すときは、そこで中止してください。
いつもの筋肉痛か、動きと経過で確認
慣れない運動や強い運動の後、時間をおいて出てくる痛みは、遅発性筋肉痛(DOMS)と呼ばれます。通常は数日で軽くなるもので、Cleveland ClinicのDOMS解説でもこの経過が示されています。運動中に突然出た鋭い痛みや関節の痛みは、別に考えましょう。
- いつ出たか:運動の最中に突然痛めたのか、翌日以降に張りや痛みが出たのか。
- どんな動きがつらいか:歩く、椅子から立つ、腕を上げるときに、かばったり動かしにくかったりしないか。
- 軽くなっているか:昨日より動きやすいか、それとも痛みが強くなっているか。
「動けるから大丈夫」と決めるのではなく、痛みが出た場面と、その後の変化を合わせて見ていきます。迷う痛みがあるときは、医療者へ相談しましょう。
休む・軽く動く・受診する目安
| 今日の状態 | 選ぶ行動 | 次の確認 |
|---|---|---|
| 予想以上の強い筋肉痛・著しい脱力・濃い茶色の尿など | 運動を中止し速やかに受診 | 症状を一つずつ伝え、運動内容と発症時刻を共有 |
| 突然の鋭い痛み、強い腫れ、関節痛、動かせない | 同じ動きを試し続けず医療相談 | 日数を待ってトレーニング再開しない |
| 階段や立ち上がりでかばう・可動域が狭い | その部位の筋トレを休む | 痛みと普段の動作が改善しているか |
| 軽い張りだけで日常動作は普段どおり | 痛む部位は追い込まず、軽い活動を選ぶ | 動くほど痛むなら中止 |
| 痛みが引き、普段どおり動ける | 軽い準備セットから段階的に戻す | フォーム・動作中の症状・翌日の経過 |
表の最初に挙げたような症状は、CDCの横紋筋融解症の案内でも、すぐに医療機関へ相談する目安になっています。一つでも当てはまれば、全部そろうのを待たず受診してください。脱水などと症状が重なるため、水を飲んで様子を見るだけで済ませないことが大切です。
筋肉痛がある日のメニュー調整

脚トレの翌日、階段で足をかばうほど痛むなら、その日のスクワットやランニングはお休みに。上半身の種目へ変えるときも、立って踏ん張る動作や器具の運搬では脚を使うので、痛みなくできるかを見て選びましょう。
再開するときは、普段の動作が戻ってから、軽い準備セットで様子を見ます。痛みが増す、かばってしまう、動かせる範囲が狭まる場合は終了してください。最初から元の重量やセット数に戻すより、軽い内容から段階的に進めるのが基本です。
胸に軽い張りが残る日も、ベンチプレスを何セットも続けるより、胸を休ませる予定に変えられます。背中の種目でも肩や腕、胸の動きが関わるので、「別の部位だから平気」ではなく、実際に動いたときの状態を確かめてください。
普段の週間計画は、筋トレの頻度と部位の分け方で整理できます。痛みが出た日の判断は、週間予定より優先してください。
痛みがある日に避けたいこと
- 痛み止めで痛みを隠し、予定の高重量をこなす。
- 筋肉痛を成果の証拠として、毎回強い痛みが出るまで増やす。
- 強い腫れや痛みのある部位を、ローラーやガンで強く押す。
薬が必要なほどの痛みが繰り返されるなら、薬を飲む前提の練習を組むより、医療者へ相談しましょう。フォームや回数が安定して伸びているかを記録すると、痛みの強さ以外で進歩を追えます。
休養日は食事・睡眠・軽い活動を整える

休養日は、普段の食事と水分、睡眠をしっかり確保しましょう。運動しない日も食事を抜くのではなく、主食・主菜・副菜を組み合わせるのが基本です。
軽い散歩などで、こわばりが楽になる場合もあります。ストレッチをするなら、痛みを我慢して伸ばすより、気持ちよく動かせる範囲で十分です。一時的に楽になっても、そのまま高重量の筋トレへ戻すのは控えましょう。
入浴などでリラックスするのもよいですね。数日たっても改善しない、悪化する、1週間以上続く場合は、通常の筋肉痛と決めつけず医療者へ相談してください。
負担を増やしすぎない筋トレの組み方

久しぶりの種目で、重量・セット数・回数を一度に増やすと、どの変更が負担だったか分かりにくくなります。前回の内容を記録し、増やす要素は一つにして、動作と翌日以降の状態を確かめましょう。
準備では軽く体を動かし、その種目の軽いセットを入れます。慣れない種目はフォームを覚えることから始め、翌日動けなくなるほどの負荷を初回の目標にしません。
全身を週2回程度から行う場合も連日同じ部位を追い込まず、間に回復を確認できる日を置きます。毎回強い痛みが出るなら、種目数やセット数を減らし、指導者と見直せます。
筋肉痛中の食事とプロテイン

食事は、ご飯やパンなどの主食、肉・魚・卵・大豆製品などの主菜、野菜などを組み合わせます。プロテインは食事で足りないたんぱく質を補う選択肢であり、筋肉痛の治療薬ではありません。
肉・魚・卵・大豆製品などをどのくらい食べているかを見て、足りない分を補う使い方を考えましょう。プロテインを選ぶときは、たんぱく質量に加え、アレルギー表示と価格も比べてみてください。迷う場合は、必要性と飲み方の判断基準も参考になります。
飲み物は普段の水分補給を基本にし、運動条件に応じて調整します。筋トレ中の水分補給の考え方も参考にしてください。
セルフケア用品の選び方
セルフケア用の道具は、軽いこわばりを無理なくほぐす用途で検討します。強い痛み・腫れ・けがの疑いがある場所へ使わず、説明書の使用部位や禁忌に従います。
| 道具 | 購入前に見ること | 使い方のポイント |
|---|---|---|
| フォームローラー | 硬さ、体重をかけた時の刺激、置く場所 | 強く体重をかけず、刺激の強さを調整する |
| マッサージガン | 強さ調整、重さ、使用禁止部位、返品条件 | 弱い設定から、説明書にある部位・方法で使う |
店頭などで試せるなら、弱い刺激で無理なく扱えるかを確かめてみましょう。ローラーなら硬さや大きさ、ガンなら持ちやすさや強さの調整が、使い続けやすさに関わります。仕様・説明書と総額は、購入先で確認してください。
筋肉痛と筋トレでよくある質問
筋肉痛が軽ければ同じ部位を追い込めますか?
痛む部位の高負荷運動は休ませます。日常動作や軽い活動で悪化しないかを見て、戻すときは準備動作から段階的に進めます。
48時間たてば必ず再開できますか?
時間だけでは決めません。痛みの改善、普段の動作、準備動作での症状を確認します。
筋肉痛がないと効果がありませんか?
痛みがなくてもトレーニングの効果は期待できます。同じフォームで扱える重量や回数などを記録してください。
次の筋トレへ、無理なく戻ろう
筋肉痛がある日は、痛む部位を休ませながら、普段どおりできる動きを選びましょう。軽い張りなら散歩、階段や立ち上がりがつらいならその部位の筋トレは休む、と考えると予定を調整しやすくなります。
再開は「何日休んだか」だけで決めず、動きやすさが戻ってから軽い準備セットへ。次の筋トレを気持ちよく続けられるよう、今日は食事と睡眠を整える日にするのもよい選択ですよ。
