「体重はそこまで気にならないのに、下腹だけぽっこりして見える…」と感じることはありませんか?
お腹を引き締めたいと思って腹筋を始めても、腰が疲れたり、何回やればいいのか分からなかったりすると、なかなか続かないですよね。
- 下腹が気になるときは、どんな運動から始めればいい?
- 腹筋が苦手でも、自宅でできる種目はある?
- 食事では何を変えればいい?
本日は、都内外資系企業に勤務しながら、ボディメイクのプロとしても活動している私が、自宅でできる下腹まわりのトレーニング7種目と、食事・運動を続けるコツを具体的に解説していきます!
この記事を書いた人
田中圭介
NSCA-CPT(米国発のNSCA認定パーソナルトレーナー資格)保有 / スポーツクラブで約4年間トレーナーとして活動 / パーソナルトレーナーとしても活動 / SNS『Lemon8』フィットネス部門・厳選クリエイター選出
学生時代に神奈川県内の大手スポーツクラブで約4年間、ジムトレーナー / パーソナルトレーナーとして活動。
現在は、筋トレ初心者・ダイエット初心者向けに、無理なく続けられる体づくりを発信しています。
下腹を引き締めるには、運動と食事をセットで考えよう

下腹が気になると、腹筋の回数を増やしたくなりますよね。ただ、お腹の筋肉を鍛えることと、お腹の脂肪を落とすことは分けて考えると、取り組むことがはっきりします。
筋トレでお腹を支える力をつけながら、食事と普段の活動量も整える。この組み合わせで進めていきましょう。食事と身体活動を組み合わせた体重管理が基本になります。腹筋だけに時間を使うより、歩く時間を増やしたり、甘い飲み物を飲む頻度を見直したりする工夫も役立ちます。
食後の張りなどで、お腹の見え方が変わることもあります。腹痛や繰り返す張り、血便、意図しない体重減少がある場合は、体型の悩みとは分けて医療機関へ相談してください。
初心者は、呼吸と姿勢を覚えるところから

7種目すべてを一度に行う必要はありません。まずはドローイン・デッドバグ・ヒップリフトから、取り組みやすい1〜2種目を選んでみましょう。
| 練習したいこと | おすすめの種目 |
|---|---|
| お腹に力を入れたまま呼吸する | ドローイン |
| 腰の姿勢を保ちながら手脚を動かす | デッドバグ |
| 足で床を押してお尻を持ち上げる | ヒップリフト |
| 体を支える姿勢を保つ | 膝つき前腕プランク |
| 慣れてきたら負荷を上げる | ニートゥチェスト・レッグレイズ・アブローラー |
滑りにくい場所で、息を止めずに行います。お腹や腰に痛みが出たり、めまいなどの不調が出たりしたら中止し、続く場合は相談してください。妊娠中・産後、手術後、骨粗しょう症や背骨の圧迫骨折、運動制限がある方は、始める前に担当の医療者へ確認しましょう。
寝たままできる、お腹まわりの3種目

1.ドローイン|お腹を軽く引き込む
- 仰向けになり、膝を立てて足を床につけます。手をお腹に添えると動きが分かりやすくなります。
- 息をゆっくり吐きながら、お腹を軽く内側へ引き込みます。
- 自然な呼吸を続けられる強さで数秒保ち、力を抜きます。
最初は3〜5回を目安に、呼吸とお腹の動きを合わせてみてください。お腹を限界までへこませようとするより、肩の力を抜いて呼吸を続けるのがコツです。ドローインの基本動作も参考になります。
2.デッドバグ|対角の手脚をゆっくり伸ばす
- 仰向けになり、両手を天井へ向けます。股関節と膝はおよそ90度に曲げます。
- 左手と右脚をゆっくり遠ざけます。腰が反らない範囲までで止めましょう。
- 元の姿勢に戻し、右手と左脚も同じように動かします。
左右それぞれ5回程度から始めましょう。手脚を床ぎりぎりまで伸ばせなくても、腰の姿勢を保ちながら丁寧に動かせれば十分です。慣れるまでは、動かす範囲を小さくすると取り組みやすくなります。
3.ヒップリフト|足で床を押してお尻を上げる
- 仰向けで膝を曲げ、足裏を床につけます。両腕は体の横に置きましょう。
- お腹に軽く力を入れ、足で床を押してお尻を持ち上げます。
- 肩から膝までがなだらかにつながる高さで止め、ゆっくりお尻を床へ戻します。
5〜10回を目安に行います。お尻を高く上げるより、腰を反らせずに持ち上げることを意識しましょう。お腹の姿勢を保ちながら、お尻の筋肉も一緒に使える種目です。
床の硬さが気になる人には、滑りにくいトレーニングマットが便利です。体を伸ばせる広さと、収納しやすさを合わせて選ぶと、自宅でも運動を始めやすくなります。
慣れてきたら取り入れたい4種目

基本の姿勢をつかめたら、脚を動かす種目や、体を支える種目も取り入れてみましょう。回数を急いでこなすより、動かして戻すところまで丁寧に行うのがポイントです。
4.ニートゥチェスト|座って膝を引き寄せる
- 体重を支えられる安定したベンチの端に座り、両手をお尻の横から少し後ろにつきます。
- 膝を曲げたまま足を浮かせ、上半身を少し後ろへ傾けます。
- 両膝を胸へ近づけ、ゆっくり元の位置へ戻します。
まずは3〜5回程度から。手で体を支え、お腹を縮めるように膝を寄せてみましょう。慣れるまでは脚を遠くへ伸ばさず、小さな動きで行います。キャスター付きの椅子や、軽くて動く台は使わないでください。
5.レッグレイズ|両脚をゆっくり上げ下げする
- 仰向けになって両脚をそろえ、両手をお尻の下に添えます。
- お腹に力を入れ、両脚をゆっくり持ち上げます。
- 腰が反らない範囲までゆっくり下ろし、再び持ち上げます。
脚を下げるほど負荷が大きくなるので、床ぎりぎりまで下ろす必要はありません。最初は3〜5回を目安に、腰の姿勢を保てる範囲で動かしましょう。反動で脚を振り上げないことも大切です。
6.膝つきプランク|お腹を締めて体を支える
- 前腕と膝を床につき、肘を肩の下に置きます。
- お腹に力を入れ、頭から膝までの姿勢を整えます。
- 腰を落とさず、自然に呼吸しながら10秒程度保ちます。
膝をついた体幹トレーニングなら、つま先で支える形より負荷を調整しやすくなります。短い時間でも、お腹に力を入れた姿勢を保つことが大切です。慣れてきたら15秒、20秒と少しずつ延ばしましょう。お尻を高く上げすぎず、首も背中の延長にそろえると安定しやすくなります。
7.アブローラー|短い距離から転がして戻す
アブローラーは、お腹に大きな負荷がかかる種目です。ここでは膝をつく手動タイプの基本を紹介します。初めて使う場合は、指導者にフォームを見てもらうとコツをつかみやすいですよ。
- 器具の組立と破損の有無を確認し、滑らない床で膝をつきます。両手でハンドルを握り、車輪を体の前に置きます。
- お腹とお尻に力を入れ、短い距離だけ前へ転がします。
- 腰が落ちる前に止め、ゆっくり元の位置へ引き戻します。
最初は、短い距離を1〜3回往復するところから。動画のように大きく伸ばすことより、自分で戻れる範囲をつかむことを優先しましょう。腰に問題がある方は使用前に医療者へ確認してください。
ローラーにはバネなどの補助機構が付いたものもあります。選ぶ際は、使い方と機構を確認し、実際に使う製品の説明書に沿って扱いましょう。
週2回から始めるメニュー例

例えば月曜と木曜など、間に休む日を入れて始めてみてください。初めは1〜2種目を1セットずつ。続けながら回数やセット数を増やすと、無理なく習慣にしやすくなります。
| メニュー例 | 回数・時間の目安 |
|---|---|
| ドローイン+ヒップリフト | ドローイン3〜5回、ヒップリフト5〜10回 |
| デッドバグ+膝つきプランク | デッドバグ左右各5回、プランク10〜20秒 |
| 動きに慣れた人 | 上の1種目をニートゥチェストやレッグレイズへ入れ替える |
セット間は呼吸が落ち着くまで休みましょう。余裕が出たら2セットにする、回数を少し増やすなど、少しずつ調整していきます。腹筋が強く疲れた翌日は休み、散歩など日常の活動を組み合わせると続けやすいですよ。
食事は、抜くより組み合わせを整えよう

お腹が気になるからと食事を抜くと、次の食事で空腹が強くなりやすいですよね。まずは主食・主菜・副菜をそろえることから始めてみましょう。
| 場面 | 食事の組み合わせ例 |
|---|---|
| 朝 | ご飯+卵や納豆+野菜の汁物 |
| 昼 | 魚や鶏肉の定食 |
| 夜 | ご飯+豆腐や肉・魚のおかず+野菜 |
| 小腹がすいたとき | 果物やヨーグルトなどを、空腹に合わせた量で |
減量も目指すなら、甘い飲み物やお菓子の量・頻度など、変えやすいところから見直しましょう。もともと体重が軽い人や食事量が少ない人は、さらに減らすのではなく、必要な栄養を確保することが先です。
忙しくて肉・魚・卵・豆類のおかずを用意しにくい日は、プロテインを使うとたんぱく質を補いやすくなります。味と一回分のたんぱく質量を見比べ、続けやすいものを選んでみてください。食物アレルギーや治療上の食事制限がある方は、原材料や利用できる量も確認しましょう。
仕事の後に料理する余裕がない日は、惣菜や冷凍食品、宅配食も活用してみましょう。主食を別に用意するか、主菜や野菜がどのくらい入るかを見ると、普段の一食に取り入れやすくなります。
変化は、同じ条件で振り返ろう

毎日の見た目だけで判断するより、2〜4週間ほど続けたところで振り返ると、取り組んだことを整理しやすくなります。運動できた日、食事で変えたこと、腹囲などを簡単に残しておきましょう。
腹囲は時間帯や服装をそろえ、立ってお腹の力をゆるめて測ります。普通に息を吐いたところで、おへその高さにメジャーを水平に当て、強く締めつけないようにしましょう。
数値だけでなく、「腰を反らさず脚を動かせるようになった」「週2回を続けられた」といった変化も、自分の成長を確かめる目安になります。
下腹のトレーニングでよくある質問

腹筋だけで下腹の脂肪は落ちますか?
下腹だけの脂肪を狙って落とすのは難しいため、腹筋運動と食事・日常の活動を組み合わせましょう。お腹を支える筋肉を鍛えながら、全身の体脂肪にも目を向けるのが基本です。
腰が反ってしまうときはどうすればいい?
レッグレイズなら脚を下ろす範囲を小さくするなど、腰の姿勢を保てる動きに調整しましょう。ドローインやデッドバグで姿勢をつかむのもおすすめです。腰に痛みがある場合は、運動を続ける前に相談してください。
下腹に効く感じが弱ければ、回数を増やすべき?
まずは反動を使っていないか、戻すときにお腹の力が抜けていないかを確認しましょう。ゆっくり動かすだけでも、意識する場所をつかみやすくなります。
最初の一歩は、できそうな種目を一つ選び、次に取り組む日を決めること。食事の小さな工夫と一緒に、続けられる形をつくっていきましょう!
