筋トレを始めてプロテインやクレアチンを調べていると、「フィッシュオイルも飲んだ方がいいの?」と迷うタイミングがあります。
特に、食事は鶏むね肉・卵・プロテイン中心で頑張っているのに、魚をほとんど食べていない人は少なくありません。
ただし、フィッシュオイルは「飲めば筋肉が増えるサプリ」ではありません。
筋トレ目的でフィッシュオイルを考えるなら、主役は筋肥大ではなく、EPA・DHAを補ってコンディション管理を支えることです。
僕がジム初心者の食事内容を見ていても、たんぱく質は意識できているのに、魚や良質な脂質がほとんど入っていないケースはかなりあります。
フィッシュオイルは、魚をあまり食べない筋トレ民が、EPA・DHAを手軽に補うための補助サプリです。
フィッシュオイルが筋トレに本当に役立つのか知りたい
筋肥大・筋肉痛・回復にどこまで関係するのか知りたい
EPA・DHAをどれくらい摂ればいいのか分からない
どのフィッシュオイルサプリを選べばいいか迷っている
この記事では、こういった悩みに答えていきます。
この記事で分かること
- フィッシュオイルが筋トレ民に向いている理由
- 筋肥大・筋肉痛・回復との現実的な関係
- フィッシュオイルを飲むべき人・飲まなくていい人
- EPA・DHAの摂取量と飲むタイミング
- 筋トレ目的で選びやすいフィッシュオイルサプリ
先に結論
フィッシュオイルは、筋肉を直接増やすサプリというより、魚をあまり食べない人がEPA・DHAを補うためのサプリです。筋トレ目的なら、まずはEPA+DHAの合計量が1日500〜1,000mg前後になる製品を目安にし、朝食後や夕食後など続けやすいタイミングで飲むのがおすすめです。
この記事を書いた人
田中圭介
NSCA-CPT(米国発のNSCA認定パーソナルトレーナー資格)保有 / スポーツクラブで約4年間トレーナーとして活動 / パーソナルトレーナーとしても活動 / SNS『Lemon8』フィットネス部門・厳選クリエイター選出
学生時代に神奈川県内の大手スポーツクラブで約4年間、ジムトレーナー / パーソナルトレーナーとして活動。
現在は、筋トレ初心者・ジム初心者向けに、無理なく続けられる体づくりを発信しています。
フィッシュオイルは筋トレに必要?まず知っておきたい結論

フィッシュオイルは、筋トレをする人全員に必須のサプリではありません。
筋肉を増やすために最優先したいのは、トレーニング内容、総摂取カロリー、たんぱく質量、睡眠です。
そのうえで、魚をあまり食べない人なら、フィッシュオイルは検討する価値があります。
理由はシンプルで、フィッシュオイルにはEPA・DHAというオメガ3系脂肪酸が含まれており、普段の食事で魚が少ない人ほど不足しやすいからです。
| 目的 | フィッシュオイルの位置づけ | 考え方 |
|---|---|---|
| 筋肥大 | 主役ではない | 筋肉を増やす土台は、筋トレ・カロリー・たんぱく質・睡眠。 |
| 筋肉痛・回復感 | 補助として検討 | EPA・DHAと運動後の筋損傷に関する研究はあるが、過度な期待はしない。 |
| 魚不足の補助 | 相性が良い | 魚を食べない人がEPA・DHAを補う手段として使いやすい。 |
フィッシュオイルは「筋肉を増やすサプリ」ではなく、「魚不足を補いながら筋トレ生活を支えるサプリ」と考えると失敗しにくいです。
フィッシュオイルが筋トレ民に向いている理由|EPA・DHAを魚不足から補える

フィッシュオイルが筋トレ民に向いている理由は、魚に多いEPA・DHAを手軽に補えるからです。
筋トレを始めると、鶏むね肉、卵、納豆、プロテインなど、たんぱく質源はかなり意識しやすくなります。
一方で、サバ、イワシ、サンマ、鮭などの魚を日常的に食べている人は意外と少ないです。
僕がジムで食事内容を聞いていても、「プロテインは毎日飲んでいるけど、魚は週1回あるかどうか」という人は珍しくありません。
参考資料
農林水産省:n-3系脂肪酸とEPA・DHA
農林水産省では、n-3系脂肪酸にはα-リノレン酸、EPA、DHAなどがあり、EPAやDHAは魚介類が主な摂取源だと整理されています。この記事では、フィッシュオイルを「魚を食べる機会が少ない人がEPA・DHAを補う選択肢」として扱います。
筋肉痛・回復にどう関係する?研究は「補助の可能性」として見る

フィッシュオイルを筋トレ目的で調べると、「筋肉痛に良い」「回復に良い」という情報を見かけることがあります。
ここは、期待しすぎずに見るのが大切です。
EPA・DHAと運動後の筋損傷に関する研究はありますが、フィッシュオイルを飲めば筋肉痛が消える、回復が必ず早くなる、筋肥大が最大化する、という話ではありません。
特に脚トレや久しぶりの高重量トレーニングでは、筋肉痛はトレーニング内容、睡眠、食事、普段の運動量にも左右されます。
参考資料
スポーツ栄養Web:魚油サプリメントと運動後の筋肉損傷
EPA600mg/日・DHA260mg/日を用いた研究では、遠心性運動後の一部指標で差が見られた一方、すべての項目で明確な差が出たわけではありません。この記事では、「筋肉痛が必ず消える」という意味ではなく、筋トレ後のコンディション管理を支える可能性がある栄養素として紹介します。
フィッシュオイルは、回復を劇的に変える裏技ではなく、食事・睡眠・トレーニング管理に足す補助と考えましょう。
フィッシュオイルを飲むべき人・飲まなくていい人

フィッシュオイルは、全員が飲むべきサプリではありません。
筋トレ目的なら、魚を食べる頻度とサプリの優先順位で判断すると分かりやすいです。
| タイプ | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|
| 魚をほとんど食べない人 | 検討しやすい | EPA・DHAを食事から摂る機会が少ないため。 |
| 週3〜5回筋トレしている人 | 補助としてあり | 食事・睡眠を整えたうえで、コンディション管理まで気にしたい人に向く。 |
| 青魚を週2〜3回食べる人 | 優先度は低め | 食事からEPA・DHAを摂れている可能性があるため。 |
| まずプロテインを整えたい初心者 | 後回しでもOK | たんぱく質量が足りていないなら、まず食事・プロテインを整える方が優先。 |
| 薬を服用中・手術予定・魚アレルギーがある人 | 自己判断は避ける | 安全面の確認が必要な場合があるため。 |
フィッシュオイルの摂取量と飲むタイミング|EPA+DHAの合計量で見る

フィッシュオイルを選ぶときに見たいのは、「フィッシュオイル総量」ではなく、EPAとDHAの合計量です。
たとえば「フィッシュオイル1,000mg」と書かれていても、その中にEPA・DHAが何mg入っているかは商品によって違います。
筋トレ目的でまず始めるなら、次の目安で考えると選びやすいです。
| 状況 | EPA+DHAの目安 | 考え方 |
|---|---|---|
| 魚をほぼ食べない筋トレ初心者 | 500mg前後から | まずは続けやすい量から始める。 |
| 週3〜5回トレーニングする人 | 500〜1,000mg前後 | 食事内容と商品ラベルを見ながら調整する。 |
| 青魚をよく食べる人 | サプリなし、または少量 | 食事から摂れているなら無理に足さない。 |
飲むタイミングは、朝食後や夕食後などの食後でOKです。
筋トレ前に急いで飲む必要はありません。
僕なら、朝食後か夕食後に固定します。理由は、飲み忘れにくいからです。サプリは成分の良し悪し以前に、続かなければ意味がありません。
フィッシュオイルは、トレーニング前に効かせるものではなく、毎日の食生活の中でEPA・DHAを補うものとして考えましょう。
フィッシュオイルサプリの選び方|パッケージより成分表示を見る

フィッシュオイルサプリは、なんとなく有名だから、パッケージが良いから、という理由だけで選ぶと失敗しやすいです。
筋トレ目的なら、最低限この5つを見てください。
| 確認ポイント | 見る理由 |
|---|---|
| EPA+DHAの合計量 | 実際に摂りたい成分量を確認するため。 |
| 1日あたりの粒数 | 粒数が多すぎると続きにくいため。 |
| 粒の大きさ | 海外サプリは粒が大きいことがあるため。 |
| 価格 | 毎日飲むなら、1日あたりのコストが重要になるため。 |
| 保管しやすさ | 魚油は高温多湿を避けて保管したいため。 |
筋トレ目的で選びやすいフィッシュオイルサプリ2選
ここでは、筋トレ目的でフィッシュオイルを始めたい人が比較しやすい候補を2つ紹介します。
どちらも「飲めば筋肉が増える」という商品ではありません。
魚をあまり食べない人が、EPA・DHAを補うための選択肢として見てください。
コスパ重視で始めたい人へ|ナウフーズ ウルトラオメガ3
魚をあまり食べない人が、まずフィッシュオイルを試すなら候補に入れやすいサプリです。選ぶときは、EPA+DHAの合計量、1日あたりの粒数、粒の大きさ、価格、レビューでの飲みやすさを確認しましょう。青魚をよく食べている人や、粒が大きいサプリが苦手な人は無理に選ばなくてOKです。
価格・在庫・レビュー・成分表示は変動するため、最新情報はリンク先で確認してください。
海外サプリに慣れている人へ|カリフォルニアゴールド
カリフォルニアゴールドは、海外サプリに抵抗がない人や、ナウフーズ以外の候補も比較したい人に向いています。選ぶときは、EPA+DHAの合計量、1日あたりのコスト、粒の大きさ、保管方法、商品ページの成分表示を確認してください。
価格・在庫・レビュー・成分表示は変動するため、最新情報はリンク先で確認してください。
フィッシュオイルを飲むときの注意点

フィッシュオイルは取り入れやすいサプリですが、量を増やせば増やすほど良いわけではありません。
特に、薬を飲んでいる人、手術予定がある人、魚や甲殻類にアレルギーがある人は、自己判断で始めない方が安全です。
フィッシュオイルで注意したいこと
- 製品ラベルの摂取目安を超えて飲まない
- 血液凝固に影響する薬を服用中の人は医療スタッフに相談する
- 魚・甲殻類アレルギーがある人は原料を確認する
- 手術予定がある人は事前に確認する
- 高温多湿・直射日光を避けて保管する
参考資料
厚生労働省eJIM:オメガ3系脂肪酸の安全性
厚生労働省eJIMでは、オメガ3脂肪酸の副作用は多くの場合軽度としつつ、血液凝固に影響する薬を服用している人や魚・甲殻類にアレルギーがある人は、摂取前に医療スタッフへ相談すべきとされています。この記事でも、フィッシュオイルを大量摂取するサプリではなく、必要な人が適量を検討するサプリとして紹介しています。
体調に不安がある人、薬を飲んでいる人、アレルギーがある人は、サプリを追加する前に専門家へ確認してください。
フィッシュオイルと筋トレによくある質問
フィッシュオイルは筋トレしない日も飲んでいいですか?
飲むなら、筋トレ日だけでなく毎日の食事管理の一部として続ける方が自然です。
フィッシュオイルはトレーニング直前に効かせるタイプではなく、EPA・DHAを日常的に補うためのサプリだからです。
フィッシュオイルはプロテインより優先すべきですか?
優先順位はプロテインの方が上です。
たんぱく質量が足りていない人は、まず食事やプロテインでたんぱく質を整えた方が体づくりに直結します。
そのうえで、魚をほとんど食べていない人がEPA・DHAを補う目的でフィッシュオイルを検討すると、順番としては自然です。
プロテインの選び方も整理したい人は、筋トレ初心者向けのプロテイン記事も参考にしてください。
フィッシュオイルとEAA・BCAAは併用できますか?
目的が違うため、併用自体はしやすいです。
EAA・BCAAはトレーニング中のアミノ酸補給、フィッシュオイルはEPA・DHAの補給という位置づけです。
ただし、サプリを増やしすぎると続かなくなります。初心者は、プロテイン、クレアチン、必要に応じてフィッシュオイルくらいから整理すると迷いにくいです。
EAAとBCAAの違いを詳しく知りたい人は、EAAとBCAAの違いを解説した記事も参考にしてください。
魚を食べているならフィッシュオイルはいらないですか?
青魚を週2〜3回食べているなら、サプリの優先度は下がります。
サバ、イワシ、サンマ、鮭などをよく食べる人は、まず食事を継続する方が自然です。
逆に、魚をほとんど食べない人は、フィッシュオイルを使う理由が出てきます。
フィッシュオイルはいつ飲むのがいいですか?
食後でOKです。
朝食後や夕食後など、飲み忘れにくいタイミングに固定してください。筋トレ前に急いで飲む必要はありません。
フィッシュオイルを飲めば筋肉痛は減りますか?
必ず減るとは言えません。
EPA・DHAと運動後の筋損傷に関する研究はありますが、筋肉痛はトレーニング内容、睡眠、食事、普段の運動習慣にも左右されます。
フィッシュオイルは、筋肉痛対策の主役ではなく、コンディション管理を支える補助として考えましょう。
まとめ|フィッシュオイルは魚不足の筋トレ民に向いた補助サプリ
フィッシュオイルは、筋肉を直接増やす魔法のサプリではありません。
ただ、魚をあまり食べない人にとっては、EPA・DHAを手軽に補える便利な選択肢です。
筋トレ後のコンディション管理や、食生活の脂質バランスを整える補助として考えると、取り入れやすいサプリだと思います。
- フィッシュオイルは筋肉を直接増やすサプリではない
- 魚をあまり食べない人がEPA・DHAを補う選択肢になる
- 筋トレ目的ならEPA+DHAの合計量を見る
- まずはEPA+DHA合計500〜1,000mg前後を目安にする
- 飲むタイミングは朝食後・夕食後などの食後でOK
- 青魚をよく食べる人は無理にサプリを足さなくていい
- 薬・アレルギー・手術予定がある人は自己判断で始めない
フィッシュオイルは、筋トレ効果を盛る裏技ではなく、魚不足を補って体づくりの土台を整えるサプリです。
まずは自分の食生活を見て、魚をほとんど食べていないなら、EPA・DHA量を確認しながらフィッシュオイルを比較してみてください。
